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【2022年最新】店舗なら必須!MEOの基本知識とやり方

MEOの基本知識とやり方

こんにちは!グシオです。

前回Googleビジネスプロフィールについて解説しました。Googleの検索画面やGoogleマップに企業・店舗情報を表示できる無料ツールです。このGoogleビジネスプロフィールをうまく活用して認知拡大や来店を増加させるための施策をMEO (Map Engine Optimization)、マップエンジン最適化と言います。この記事ではMEOの基本知識とやり方を紹介します。

関連記事:『Googleビジネスプロフィールをやるべき3つの理由

MEO (Map Engine Optimization / マップエンジン最適化)とは

MEO (Map Engine Optimization)とは、マップエンジンで自分の店舗を目立たせて認知拡大や集客の成果を拡大するための施策のことです。マップエンジンというとYahoo!マップやNAVITIEなどがあり広義の意味ではこれらのエンジンも含めて対策することを言いますが、最近だとGoogleマップのみを最適化することをMEOということが増えているように見受けられます。

Googleマップマップ(iOS標準搭載)Yhaoo!マップ
全体99.4%43.5%35.6%
男性99.6%43.5%37.8%
女性98.5%44.6%27.3%
参考:『口コミラボ「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査2022年」

口コミラボによれば、マップエンジンを利用する人の99.4%はGoogleマップを使うそうです。これだけの市場シェアですからGoogleマップを制する者がマップエンジンを制すると言っても過言ではありません。また、Googleマップエンジンを最適化するとそれに付随してGoogle検索エンジンにも良い影響を与えるので一石二鳥の側面もあります。

引用:『株式会社TableCheck「グルメサイトに関するユーザー&飲食店意識調査2022年」

上の図は株式会社TableCheckが、飲食店を検索するときに最もよく利用する手段をアンケートした結果です。数年前に某グルメサイトが受け取ったお金に合わせて評価を調整していたことが露呈し、信用を失いました。この影響でGoogle検索やGoogleマップでお店を探す人が増えています

これらの結果がGoogleマップ最適化をMEOというケースが増えている裏付けにもなると思います。この記事でもGoogleマップの最適化をベースにお話しします。

実際に僕が運用したことのある事例として、1か月数時間程度の作業工数でGoogleビジネスプロフィールでMEOを開始してから3か月後に売上が20万円以上増えた店舗もあります

この例1つとっても、GoogleビジネスプロフィールのMEOは店舗のWebマーケティングにとって必要不可欠な施策でありコスパの良い施策でもあると言えることが分かると思います。

MEO の3つの評価軸

GoogleマップのMEOはGoogleビジネスプロフィールを利用して行います

Googleマップの検索結果で上位表示されるための評価軸は「関連性」「距離」「知名度」の3つがあります。

関連性

関連性とは、ユーザーが検索したキーワードとGoogleビジネスプロフィールが合致する度合いを指します。Googleビジネスプロフィールのビジネス情報や口コミを充実させ、写真やイベント情報の投稿などを定期的に掲載すると、ビジネスについてより的確な情報が提供されるため、ビジネスプロフィールと検索キーワードとの関連性を高めることができます。

距離

距離とは、ユーザーが検索で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索キーワードで場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

知名度

知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます

MEOのチェックポイント

僕がお客様のGoogleビジネスプロフィールアカウント運用をするときに確認するポイントを紹介します。この辺りの現在状況を確認し、ウィークポイントがあれば情報を充実させ、その後は定期的に情報を更新および口コミを増やしていくことがMEOの基本的なやり方になります。

オーナー登録

ビジネスオーナー登録を未実施の場合、登録を強く推奨します。

店舗詳細情報・商品カード

ローカル検索キーワードを意識して概要欄を作成したり、ビジネスプロフィールを見たユーザーに対してお店の商品をPRするために商品カードを充実させます。

たまにMEOで上位表示させるために店舗名を「店舗名+サービス名+地名」で記載しているお店があります。たしかにこれでMEOで上位表示されやすくなるのですがこれはポリシー違反であり、運営に見つかったらアカウント停止になるリスクがあるので絶対にやってはいけません。店舗名の項目には店舗名のみを記載しましょう。

MEO業者やコンサルが上記のやり方を提案してきたら、その業者は皆さんのお店のことを真剣に考えていませんのですぐに見切りをつけるべきです

写真や情報の投稿

写真や情報を定期的に投稿することで活きたアカウントと評価されるのでMEOに良い影響を与えます。投稿はお店に関連するものであれば沢山投稿するのに越したことはないと思いますが、月に2,3投稿でも十分に評価されます。大事なことはスローペースでも良いので継続的に投稿を続けることです。

クチコミ

クチコミを増やす為の施策を実施し、頂いたクチコミには返信することでMEOで評価されますし、ユーザーの信頼も得ることができます。留意点として、クチコミを書いて貰う代わりにクーポンを上げたり割引をするのはポリシー違反です。

とはいえクチコミの有無はMEOにかなり影響を与えるのでクチコミを増やすことはとても重要です。そのため、僕がアカウント運用支援するときはポリシー違反に抵触せずにユーザーにクチコミを書いてもらう施策を提案をしています。

また、自演の口コミも高い確率でバレるのでやらないようにしましょう

ローカル検索キーワード

「商品名 地名」で検索することをローカル検索と言います。Googleマップではローカル検索に対してしっかりと検索上位に食い込んでいくことが大切です。狙うべきローカル検索キーワードは検索ボリュームや競合の強さで設計します。

僕が検索ボリュームを調べるときはGoogle広告のキーワードプランナーを利用していますが、他にもキーワードを調べるツールはあるので自分に合ったものを利用しましょう。

まとめ

Googleビジネスプロフィールを活用してMEOを実施することは、店舗がWebマーケティングをするうえで必須と言えます。上手に活用することで少ないコスト・労力で最大限の成果を得ることができます。まだ利用していない店舗オーナーさまは是非利用してみてはいかがでしょうか。

Googleビジネスプロフィールの運用代行のご相談も承っています。お困りのことがあればぜひお気軽にお問い合わせください!

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