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中小企業診断士必見! 診断協会のユニークな研究会10選

診断協会のユニークな研究会10選

前回の記事『中小企業診断協会の各都道府県の研究会を調べてみた』で各地域に関りがある中小企業診断士が集う全国の診断協会公認の研究会についてリスト化してまとめました。そのなかでユニークな研究会の名前がチラホラ見えて僕はとても気になりました。そこで今回の記事では「ユニークな中小企業診断協会の研究会」10選を選出し、それぞれについて詳しく見て行こうと思います。なお、選考基準は完全にぐしおの独断であり、思わず二度見した研究会ネームを中心に 選出しています(笑)

診断協会 北海道『ゴルフラウンド研究会』

診断協会 北海道『ゴルフラウンド研究会』

まずは北海道のゴルフラウンド研究会。北海道中小企業診断士ゴルフラウンド研究会はゴルフを通じて診断士の交流を深めながら、ゴルファーの目標であるスコア100切りをモチベーションとするという目的で活動されているようです。

たしかに診断士同士で交流を深めるにはゴルフは良い選択肢の1つですよね。しかも北海道の大自然のグラウンドを堪能できるというのは羨ましい限りです…!

参考ページでは狐の写真も紹介されており、北海道ならではの自然の豊かさを感じます。いつか北海道強化とご縁を頂けたら参加してみたい研究会の1つです!

参考:『診断協会 北海道「ゴルフラウンド研究会」

診断協会 新潟『診断士になりたい人を支援する会』

診断協会 新潟『診断士になりたい人を支援する会』

中小企業診断士が支援するのは中小企業やNPO、自治体だけではありません。中小企業診断士になりたい人を支援するのもまた中小企業診断士のお仕事です。というわけで新潟の「診断士になりたい人を支援する会」を選出させて頂きました。

実は、診断士になりたい人を応援する研究会は全国のなかでも新潟にしかありませんでした。こういう風に先輩診断士が将来の後輩を育てる風土があるというのは素晴らしいことだと思います。

もし今後新潟の中小企業診断士の合格率が伸びたり、活躍する方を多く見かける機会があれば、それは偶然などではなく新潟協会および本研究会の努力の賜物でしょう。

参考:『診断協会 新潟「診断士になりたい人を支援する会」

診断協会 東京『Cの会』

皆さんはCの会と聞いて何を連想しますか? Cの会……Cの世界……コードギアス? なんて僕は思ったりしました。このCの会、ホームページが見当たらず東京協会でも簡単にしか紹介されていないのでミステリアスな研究会の印象を受けます。

東京協会ホームページの研究会概要を引用すると以下のように紹介されています。

メンバーとその顧客が「儲ける」ことが目標です。そのために、IT を活用した斬新なビジネスのネタを持ち寄り、その活用方法を討論し、経営支援のテーマに繋げています。

どうやらIT系の研究会のようです。

なるほど、C言語のCかと言われてみれば納得しますね。研究会の名前を見てすぐにIT系かな?と思った方は正解です。すごい洞察力です!

参考:『診断協会 東京「Cの会」

診断協会 神奈川『かながわ☆はとば会』

診断協会 神奈川『かながわ☆はとば会』

中小企業診断士って何となく堅苦しいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そんな堅苦しそうな集団の公認研究会の名前のなかに「☆」が入っていたりすると何となくフランクで楽しそうな感じがしませんか?

はとば会は名前の通り診断士同士が交流する研究会です。診断士の波止場として、人とのご縁が診断士活動に活きる、良質人脈を築き保つ場とすることを目的に活動されているようです。

北海道のゴルフラウンド研究会とはまた違った診断士同士の交流の形ですね。ホームページを見ると、色々なところにハイキングに行かれたボーリングをしたりしているようです。診断士の勉強会や実践現場のなかだと、どうしても緊張感が発生してしまいがちなので、このようにフランクに皆で楽しめる場があるというのはとても素敵だと思いました。

参考:『診断協会 神奈川「かながわ☆はとば会」

診断協会 神奈川『平29年会』

診断協会 神奈川『平29年会』

平29会と聞いてまず思い浮かぶのはやはり年号、平成29年かと思います。この直感は正しく、平成29年に神奈川県協会に入った方々が交流することを目的とした研究会のようです。

そう聞くと、平成30年や令和1年の研究会はないの?と思ったりしますが研究会としてはないようです。ただし神奈川協会には「同期会」というものがあり、同じ年に研究会に入った方々が交流したり共に勉強したりする伝統行事があります。そのため同期と仲良くなる機会も多く、そこから発展して平29会が出来たものと考えられます。

どんな組織やグループであっても同期というのは気心しれる存在ですよね。一緒に高めあったり、楽しみ会える仲間と巡り合える機会が多くあるのは神奈川県協会の大きな特徴の1つだと思いました。

参考:『診断協会 神奈川「平29年会」

診断協会 滋賀『しが観光経営研究会』

診断協会 滋賀『しが観光経営研究会』

僕は戦国時代を中心とした歴史が好きです。必然的に戦国時代の中心人物の多くにゆかりのある滋賀県(近江)には好きな場所が沢山あります。彦根はもちろん、長浜、安土、姉ヶ崎、近江八幡など色んな所を歩き回りました。なので個人的に滋賀県の観光経営協会がどのような活動をしているのかとても気になったのですが、残念ながら滋賀県協会ホームページは情報更新中でどのような活動をしているか分かりませんでした。

今後情報が更新されているのを発見したら記事をアップデートしたいと思います!

参考:『診断協会 滋賀「しが観光経営研究会」

診断協会 京都『ウィキ京都研究会』

診断協会 京都『ウィキ京都研究会』

ウィキと聞いたら、まっさきに思い浮かぶのはウィキペディア。つまり京都の歴史をウィキペディアのようにまとめている研究会なのかな?と思っていたら、活動内容は何とIT・AI分野。人工知能(AI)と情報通信技術(ICT)による経営診断の手法開発を目的とした研究会とのことです。

下記の分野を中心に、3つの分科会で活動してるとのことで、かなり最先端のことをされている様子が伺えます。

1.AIとICTを利用した経営コンサルティング、研修会および社会的課題解決への取り組み
2.人工知能/ディープラーニングの利用(IoT/ビッグデータ解析)
3.ITマーケティング(アナリティクス/アクセス解析/SNSとの連携)

Webマーケティングを生業としている僕としては3.の活動がとても気になります…!

京都で活動する機会があれば参加してみたい研究会の1つです。

参考:『診断協会 京都「ウィキ京都研究会」

診断協会 京都『楽集会(がくしゅうかい)』

診断協会 京都『楽集会(がくしゅうかい)』

楽集会と聞いて僕はてっきり京都の伝統的な楽器に関する研究会かと思いました。しかし、診断士登録後概ね3年以内 又は 京都協会入会後概ね1年以内の会員による診断士活動の情報交換及び協会(研究会)活動の入門的活動の場の提供を目的とした研究会のようです。

神奈川研究会の同期会に近いものですね。僕自身もそうでしたが中小企業診断士になって最初のころは本当に右も左も分からずどう活動していくか不安になるものなので、このようなフォロー体制があるのは新人診断士にとってとても貴重なことだと思います。

参考:『診断協会 京都「楽集会(がくしゅうかい)」

診断協会 大阪『ピザの会』

診断協会 大阪『ピザの会』

今回僕がもっとも気になった研究会ネームの1つがこの「ピザの会」でした。皆でピザを食べて交流するのか、あるいはピザ産業を支援する研究会なのか……と思いきや、なんと女性診断士のスキルアップの会でした。京都と同じく完全に想定外の活動でした。

ビジネスプランコンテストを実施し、起業・創業を目指している方、事業のステップアップを目指している方を支援しているとのことで美味しそうな名前とは対照的にかなり真剣な活動をされています。こうなってくると研究会の名前の由来が気になりますね…! なんでピザの会という名前になったんでしょうか!?

参考:『診断協会 大阪「ピザの会」

診断協会 広島『カープを科学する研究会』

診断協会 広島『カープを科学する研究会』

僕が「ピザの会」と同じくらいきになったのがこの「カープを科学する研究会」です。とても広島らしい感じがしますし、野球ファンとしてはこういう研究会がある広島県協会って良いなと思いました。

独自の歩みを進めるカープ球団を中小企業診断士の立場から科学的に研究し、ファンを魅了し、応援したくなる秘密に迫り、研究成果は地域における中小企業経営支援に役立てることを目的に活動されているようです。

広島で活動する機会があったら是非参加してみたい研究会の1つです。というか僕の地域でもこういう研究会を誰か発足してほしいな~!(他力本願)

参考:『診断協会 広島「カープを科学する研究会」

まとめ

このように中小企業診断士の研究会というのは王道かつ正統のスキルアップ系研究会もあれば、ゆるく診断士同士で交流するもの、地域性を活かしたユニークなもの等さまざまな研究会があります。

僕自身、診断士になって一番楽しみにしていた活動は研究会活動でしたし、実際に今もいくつかの研究会で楽しく活動させて頂いています。中小企業診断士の方、これからなる予定の方は是非研究会に参加してみたり、ご自身で研究会を立ち上げて同じ興味を持つ仲間たちと切磋琢磨する環境を作ってみてはいかがでしょうか。