事業のマーケティング担当や中小企業診断士・Web系のコンサル等企業支援をされている方はSEOについて検討する機会も多くあると思います。SEOといえばこれまでGoogleの対策が中心でしたが昨今ChatGPTの出現によりMicrosoftの検索エンジン「Bing」の利用者数が増えています。
今はまだGoogleに比べると小規模ですが、これから伸びて来る可能性もあるのでBingにサイト登録をしておくのも有効だと思います。この記事ではMicrosoftの検索エンジン「Bing」にウェブサイトを登録してSEO対策する手順を紹介します。
目次
Bingとは
Bingは、Microsoftが開発し運営しているウェブ検索エンジンです。2009年にリリースされ、元々は「Live Search」として知られていましたが、その後「Bing」に名前が変更されました。Bingは、GoogleやYahoo!などの競合ウェブ検索エンジンと同様に、インターネット上の情報を収集、インデックス化し、ユーザーがキーワードを入力することで関連する検索結果を提供します。
Bingは、ウェブページや画像、動画、ニュース、地図、そしてショッピング情報など、幅広いコンテンツを検索する機能を提供しています。また、Microsoftが開発した人工知能技術や自然言語処理を活用して、検索結果の精度と関連性を向上させることを目指しています。Bingは、Windowsの標準検索エンジンとしても利用されており、Microsoft EdgeやInternet Explorerといったウェブブラウザに組み込まれています。
Microsoftが資金を提供しているオープンAIが開発したAI言語モデル「チャットGPT」をBingに組みこんだことでBingは現在注目が集まっています。
Bingにサイトを登録する手順
Googleのサーチコンソールを使っているとデータを流用できます。
Googleサーチコンソールの登録はSEOの最優先事項の1つなので、まだ登録されていない方は先にこちらを登録しましょう。
Googleサーチコンソールの登録が済んだらMicrosoft BingのWebmaster Toolsにアクセスします。TOPページのFVにある「始める」をクリックしGoogleサーチコンソールが紐づいているGoogleアカウントでログイン登録をします。
そうするとサーチコンソールの管理画面と同じような形でBingの管理画面が表示されます。
恐らくGoogleサーチコンソールと連携しているGoogleアカウントでサインアップ/サインインすればGoogleサーチコンソールに登録したサイトマップがBingでも登録されていると思います。
手動で登録する場合は左メニューの「サイトマップ」を選択、画面右上の「サイトマップ送信」をクリックし、該当サイトマップURLを記入して登録申請してください。
作成した記事をいちはやく検索エンジンに通知したい場合はGoogleサーチコンソールと同様に手動登録が可能です。
左メニューの「URL送信」を選択し、該当URLを記入欄に記入、その後右下の「送信」をクリックします。Googleサーチコンソールと異なり1日10件までの制限があることに留意してください。
この管理画面でBingの検索ボリュームを確認することもできます。
左メニューの「キーワード調査」を選択し、検索窓に確認したいキーワードを入れて「詳細を取得」をクリックすると下図のように結果が表示されます。Googleでは広告アカウントを取得し、キーワードプランナーを利用しなければ確認できない一方Bingはすぐに検索キーワード確認できるのは使い勝手が良くてGoodだと思います。SEOレポートを利用すればSEOの改善点を確認することもできるので、こういった機能を使うために登録するのもアリですね。