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地域活性化の要! 47都道府県の ご当地ゆるキャラを調べてみた【北陸・甲信越・東海編】

ご当地ゆるキャラ調査【北陸・甲信越・東海編】

一時期のブームを過ぎたとは言え、ゆるキャラはまだまだ地域活性化・地方創生における重要なプロモーション役を担っており活躍が期待されています。以前実施されていた ゆるキャラグランプリでは組織票等があり正当な評価をしにくい状況もあり、それから あまり ゆるキャラを聞かなくなってしまいましたが現在はどのような状況なのでしょうか。今回は北陸・甲信越・東海地方で僕が選んだ主要ご当地ゆるキャラをご紹介したいと思います。

北陸・甲信越・東海地方は他地方に比べると比較的ゆるキャラを推している地域が少ない印象でした。もっと磨けば光りそうな感じがするのですがプロモーション戦略とリソースの兼ね合い次第というのもあるでしょうし何とも歯がゆい感じがします。

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調査方法について

なるべく最新情報を調査するために「都道府県名 ゆるキャラ 2021 経済効果(または 人気)」でGoogle検索し、最も近年目立っているように見えた ゆるキャラを紹介しています。

福井 はぴりゅう (福井県)

はぴりゅう
引用:『福井県ホームページ「福井県マスコットキャラクター」

はぴりゅうは福井県のマスコットです。もともと2018年に開催された「福井しあわせ元気国体・障スポ」のPRキャラクターとして2015年に誕生しました。

福井県は5回連続で幸福度ランキング1位になった実績があるハッピーな県であり、恐竜の化石が有名な県でもあります。ハッピーな恐竜、すなわち はぴりゅう という名前になりました。

はぴりゅうは他のキャラたちとユニットを組んでおり、他のキャラたちはそれぞれ「ふるさと」「スポーツ」「花」「グルメ」から名前が来ています。

石川 のっティ (野々市市)

引用:『野々市市ホームページ

のっティは石川県野々市市のマスコットです。

元々コミュニティバスに採用されたキャラクターでしたが平成22年2に野々市市の公式ゆるキャラとなりました。他のゆるキャラとは違い壁画チックというか平面感が逆にインパクトがありますね (笑)

野々市市は金沢と白山の間に位置するため金沢のベッドタウンであり人口は石川県の中では多い方です。

富山 らいじぃ (立山町)

引用:『Facebookらいじぃ公式ページ

らいじぃ は立山町のマスコットです。名前と見た目の通りライチョウがモチーフです。立山町と言えば立山ですね。登山客や黒部ダムの観光顧客でにぎわう人気スポットです。

ライチョウは国内で2000~3000羽しかいないとされる特別天然記念物で絶滅危惧種です。立山は国内最大の生息地なのでライチョウをシンボルにするのも納得ですね。

新潟 えちゴン (柏崎市)

引用:『柏崎青年会議所

えちゴンは柏崎市のマスコットです。閻魔堂の地獄絵図など、柏崎には鬼と関連するものがいくつかあるためモチーフは鬼となっています。

新潟県の中越地方西側の日本海に面した市で立派な海水浴場が多くあります。

長野 アルクマ (長野県)

引用:『アルクマ公式ホームページ

アルクマは長野県のマスコットです。長野と言えばリンゴということでリンゴの帽子をかぶっていますが、たまに被り物がお蕎麦や真田幸丸の兜に変わるときもあるようです。

長野県に遊びに行くと看板など結構色々なところでアルクマを見かけます。お土産のパッケージにもよく印刷されていたりするので長野県に行けば記憶に残るゆるキャラであると言えますし、それが長野県のプロモーション戦略なのだろうなと思います。

山梨 武田菱丸 (山梨県)

引用:『Twitter武田菱丸公式アカウント

武田菱丸は山梨県のマスコットです。山梨県と言えば武田信玄ですね。武田家の家紋は菱型模様だったので、それらから名前を取っていると推察されます。

実は今年、武田信玄生誕500年ということでお祭りも大規模に実施されていたようで、武田菱丸も大活躍だったようです。

静岡 家康くん (浜松市)

引用:『浜松市ホームページ

家康くんは浜松市の ゆるキャラです。いわずもがなモチーフは徳川家康ですね。2015年ゆるキャラグランプリの王者でもあります。

浜松市は浜名湖や浜松城が観光地としては有名です。また、ウナギや浜松餃子などのご当地グルメもあり、どれも美味しいです。

浜松餃子に関する記事を昔書いたので良かったらこちらも御覧ください。

関連記事:『浜松vs宇都宮餃子戦争にみる地方創生/地域活性化のヒント

愛知 みそたろう (武豊町)

引用:『武豊町ホームページ

みそたろう は武豊町のマスコットです。名前と見た目の通り完全に味噌がモチーフですね。町の花「さざんか」をつけ、浦島太郎伝説の浦島太郎に扮しております。

僕も みそたろうを調べて初めて知ったのですが、武豊町は浦島太郎の故郷とされており浦島太郎を祀る神社もあるようです。

三重 こにゅうどうくん (四日市)

引用:『こにゅうどうくん公式ホームページ

こにゅうどうくんは四日市のマスコットです。市制100周年(1997年)の記念の年に生まれ、名前は公募できまりました。

実は前に、ゆるキャラの炎上事例について調査したことがあり、そのときに こにゅうどうくんの炎上に関する記事を書いたことがあります。

何故こにゅうどうくんが炎上したかというと、ゆるキャラグランプリでトップを取るために、三重県四日市市は大量の「組織票」を入れたのです。市の職員がフリーのメールアドレスで投票用のIDを約1万8千作成し、「業務」として投票していたことが明らかになったことで炎上しました。

こにゅうどうくん自身に問題があったわけではないので、このような形で注目されたのは何とも悲しいことですね。

関連記事:『ゆるキャラの炎上マーケティング、その後どうなった?

岐阜 ちゃちゃまる (池田町)

引用:『池田町ホームページ

ちゃちゃまるは池田町のマスコットです。平成26年に誕生しました。カッコカワイイ感じが他のゆるキャラとはどことなく違いますね。耳は池田町特産品の『美濃いび茶』の葉っぱ、頭には国の名勝天然記念物『霞間ヶ渓』の桜の髪飾りをつけています。

池田温泉が有名な地域です。

正直岐阜県に関しては飛騨の「さるぼぼ」で良いんじゃないかとちょっと思ってしまいました。さるぼぼの原型は1200年前に登場したと言われ全ての日本の人形の原点ともいわれています。さるぼぼは結構ゆるキャラチックな感じしますよね(笑)

さるぼぼ